茶飲み話[1]

 話は24年前の1988年5月、私はストックホルムで開催された国際建設林業労組連盟の環境会議に出席した▼この会議でスウェーデンの環境・エネルギー大臣B・ダール女史が「わが国は2000年までに原発を全廃する」と挨拶。チェルノブイリ原発事故2年後のことでもあり私は何となく納得して帰国▼その5年後の1993年、連合が「財・社経国」の依頼で国際エネルギー事情調査団を欧州に派遣することになり固辞していた私も参加。ベルギーで欧州の原発事情を聞いたが、スウェーデンは原発容認に変わったとのこと▼福島原発事故でドイツなどが原発ゼロに転換、日本もゼロにするには原発に代わるエネルギー(再生エネ)の推進が不可欠となる。[2014/03/13]

(ふれあい情報NO145号)