茶飲み話[5]

 沖縄県西表島で多くみられるマングローブは、オヒルギ・メヒルギ・ヤエヤマヒルギなどと呼ばれるヒルギ科の植物の総称だが、主に亜熱帯地方に自生する常緑樹で防風、防潮、水質浄化の役割を果たしている▼森林の少ない沖縄本島では労働組合が主体となり、本土復帰20年を記念する「ヒルギの里づくり」運動として、那覇市と豊見城市に接する漫湖に6000本のオヒルギとメヒルギを植栽した▼これには私も参加したが、地元では労働組合員のほか市民や小中学生など約1100名が参加した▼東南アジアではエビ養殖のためマングローブ林を伐採し批判されていた時だけに、マスコミも大きく取り上げ県民も高く評価していた▼数年前の沖縄県高退連の総会出席後に、黒島会長と上原林退会支部長に植栽地を案内してもらったが、私の背丈ほどに成長していた。[2014/03/13]

(ふれあい情報NO150号)