茶飲み話[19]

 月日の経つのは早いもの。「東日本大震災」のあった2011年の退職者連合第15回定期総会で専従役員としてお世話になってから4年が過ぎた▼この7月15日の第19回総会で専従役員を辞めることにした。思えば、随分長いこと働かせてもらった▼1958年3月、千葉県館山市にある某高校を平凡な成績で卒業。同年4月に東京で、当時の電電公社に入社してから、今日まで切れ目なく、約57年間、労働運動に関わって働くことができた▼これまでに、お世話になったすべての皆様に心より感謝申し上げたい▼小生、1939年生まれの76歳。1946年、戦後初めての小学1年生。軍国教育から一変して民主教育に代わり、教える側も混乱していた▼新制中学ができたが校舎がないので、小学校の理科室とか今まで特別教室としていた教室に生徒が溢れていた記憶がある。直接戦争に関わってはいないが、敗戦後の物不足や食糧難の時代を体験している年代である▼60年安保闘争、70年安保闘争、三井三池闘争も経験している。東京オリンピックも体験している。経済の右肩上がりの時代も、バブルの時代も体験してきた▼だが、今の安倍政権のように憲法第9条を蔑ろにし、世論を無視して、この国を「戦争のできる国」にしようとする政権は初めてである▼これからの日本はどうなってしまうのか大変心配である。平和でなければ社会保障の充実などありえない。現役世代の奮起を期待したい▼小生、これからは、教養(今日用)と教育(今日行く)に心掛け、運動を継続して、健康寿命を延ばし、死ぬまで元気でいたい。謝謝。(羽山)[2015/07/06]