平和学習ガイド・調査員の活動を次世代へ
鹿児島県退職者団体連合
副会長 迫 睦 子
小学校教員時代に平和教育サークルに関わり、退職しても、こだわり続けたいテーマの一つが平和でした。
2013年、鹿屋市の旧串良地下壕電信室で、市役所関係者と運命としか言いようのない出会いをしました。「鹿屋に修学旅行生が来ても、平和教育となれば他所へ行く。鹿屋には史料館も特攻隊員の宿舎となった野里国民学校跡などの戦跡もあり、何とか鹿屋での平和学習を進めたい。是非一緒に」と誘われ、私は即決で引き受けました。
1年5カ月の準備期間を経て、鹿屋市平和学習ガイド・戦跡調査員の認定を受けました。認定を受けた方々で平和学習ガイド・調査員連絡会を立ち上げ、私が会長に推挙されました。
その後、月1回の定例会で研修を深め、問題点などを出し合うとともに、広く市民に活動を知ってもらうイベントも主催しています。
主な活動は、
- ガイドとして、戦時中(主に太平洋戦争)の地域の特徴的な事実を伝える。
- 戦跡等の現地調査の記録や体験談の聞き取りを記録する。
- 学校での授業や地域での講話を積極的に取り組む。
- 年1回「3.18あの日を忘れない~鹿屋初空襲によせて~」のイベントを実施する。
というものです。

戦時中、鹿屋は南九州最大の軍事基地として重要な役割を果たし、特攻隊員は908人と突出していますが、あまり知られていません。
現在は鹿屋市や大隅地域の中学生や個人を対象にした案内が中心です。参加者から「初めて知った」「二度と戦争があってはいけない」等の声を聴くとやりがいを感じます。もっと多くの人に来ていただきたいと思います。いま若いガイドの確保が課題ですが、みんなで努力しているところです。
2025年10月には、これまでの活動に対して鹿児島県観光協会賞、地元テレビ局の第58回ⅯBⅭ賞をいただき励みになりました。
次世代が平和な世界を築いてくれることを願いつつ、これからも健康に気をつけて頑張っていきたいと思います。

