肥後象嵌・俳句教室・地域での小学生の登下校時の見守り活動
熊本県退職者連合
会長 米岡 新一
年初より取り巻く状況は、戦争が現実のものとなっています。アメリカのベネズエラに対する奇襲攻撃、2月28日にはアメリカ・イスラエルによるイランへの空爆、最高指導者の殺害、この状況の中で「世界平和に貢献できるのはドナルドだけ」という日本の総理の発言報道などに接し、怒りと同時に虚しさを覚えています。
今、私は70の手習いで肥後象嵌と退職後に始めた俳句教室に通い非日常の生活を楽しく過ごしています。さらに、地域での小学生の登下校時に見守り活動に参加をしながら隣、近所の皆さんとの交流も深めています。
肥後象嵌は熊本の代表的な工芸品で約400年前に刀剣の鍔や鉄砲の銃身に装飾として象嵌を施したのが始まりと言われています。
鉄の表面に細かい切れ目(布目)を入れ、出来た溝に金・銀を打ち込んでいく細かい作業の連続です。最近作成した、肥後象嵌の文鎮です。写真をご覧ください。

俳句教室は月に2回開かれ、俳句に集中した時間は適度の緊張感の中で楽しい時間となっています。つたない俳句ですが以下を紹介します。
「人の世の戦と疫病 蝦蟇の鳴く」
理不尽な戦、ウイルスによる世界のパンデミック、先行き不安、ウイルスの変異・新たな病原体の出現と不気味な社会の様相を、蝦蟇の低く唸るような鳴き声で表現してみました。季語は蝦蟇、がま・蟇蛙、がまがえる(夏)です。
「洞窟に火焔の痕や海紅豆」
昭和20年3月沖縄に上陸した、アメリカ兵は洞窟に逃げ惑う女・子供・無辜の市民を火炎放射器で焼き払いました。
今も洞窟には火焔の痕が残っているそうです、そのことを想起して作句しました。季語は海紅豆・梯梧の花(夏)です。
俳句も肥後象嵌も中々上達しませんが、教室の時間は集中してこれまで経験したことのない雰囲気の中で楽しく過ごしています。
取り巻く状況大きく変わりました、年を取ったせいか、最近の政治と政治家の質の劣化が目につきます、国民の声に真摯に応えようとはせず、ごまかし、嘘をつき、忖度が横行しています。
「物言わざるは腹膨るる技なり」の心境ですが、ごまめの歯ぎしりで終わりそうです。人生下り坂最高と言えるには、まだまだ修行が足らないようです。
