内閣府表章を受けて
(今回のお達者さん)
NTT労組札幌退職者の会 ボランティア「ユーネット」
会長 的場芳男さん
この度私たちボランティア「ユーネット」(NTT労働組合札幌退職者の会)は、9月14日に行われた日本退職者連合の「2022全国高齢者集会」の中で、内閣府の「エイジレスライフ」の表章を受けました。「エイジレスライフ」は、長寿社会における高齢者の社会参加活動の模範となるものを表章する事業で、毎年内閣府が行っています。今回は、「社会参加賞」の盾とともにいただきました。
ボランティア「ユーネット」は2年間の準備期間を経て1996年に結成され、「視覚障がい者」への支援を中心に活動を進めてきました。
JBOS(全国視覚障がい者支援連絡会)からの要請を受け、「視覚障がい者」の通院や観光案内の手引きを行うとともに、今では札幌社会福祉協議会ボランティア活動センターの依頼による「子守りボランティア」をはじめ、車いすマラソンの手伝いや北海道盲導犬協会への寄付、リングプル収集による車いすの寄贈など、先輩の活動を引き継ぎつつ活動を進めてきました。
しかし、ここ3年近くはコロナウイルスの感染拡大によりユーザーからの依頼がなくなり、活動の停止状態が続いておりました。そんな折に今回の表章を受けたのです。感染状況は乱高下を繰り返しておりますが、このまま手をこまねいていてはいけないと今年6月から「例会」を再開し、先輩たちの築いてきた活動を再び活発なものにしようと「幹事会」の開催を繰り返し今月10月24日に第27回の総会を行うことにしています。
また、昨年11月にはコロナ禍の中でも収集可能なリングプル750キロを6年越しで集め、通算4台目の車椅子を札幌市内の医療機関に寄贈しました。リングプルや古切手・ペットボトルのキャップの収集は「札幌退職者の会」会員全員の協力の下で行われている活動です。
当面ニーズが回復するまでは、「例会」の中でボランティアの意義や活動の基本、しばらく触れられていなかった「ニーズから行動の流れ」などを勉強し、「気楽に!気軽に!気持ちよく!」をモットーにニーズが何時あってもよいように体制を再構築しています。
今回の受章を機にその思いを強くしているところです。改めて受章に感謝いたします。
写真は昨年11月清田区の緑愛病院に車椅子を寄贈したときのものです。右端が私でその左がNTT労組札幌退職者の会の佐野会長です。参考までにリングプル750kgを集めるには214万5千個が必要です。