施設訪問で剣詩舞を披露、生き甲斐と元気をもらう。
<今回のお達者さん>
田上 百合子さん(69歳)
(全印刷局退職者の会岡山支部)
私が剣詩舞を始めたのは、1996年8月からです。「健康維持とボケ防止のために」と思ったのがきっかけです。以来20年以上、週3時間程度練習を続けています。当初は扇を持って踊っていましたが、先生から「剣もどうか」と勧められて両方を練習しています。
通常、何年も習っていると昇級・昇段(名取)という話も出てくるのですが、それにはあまり執着せず、心から舞うことが好きな仲間達10人で同好会を作り、なごやかに練習しながら、剣詩舞を楽しんでいます。
同好会の名前は「西大寺剣詩舞同好会あすなろ会」。通称は「あすなろ会」と称しています。西大寺とは、地元である岡山市東区西大寺という町の名前(住所)からとっています。
会員は男性1人に 女性10人の11人です。
会の練習は例会が月7回程度です。高齢者向きの曲や童謡などよく知られた歌を選び、未発表の踊りとするために先生に振り付けして貰っています。そのため曲ごとに踊りが違うので覚えるのも容易ではありません。練習場所は、市の公会堂やコミュニティハウスを借りています。例会では、各自が自宅で練習した成果を発表し、先生から指導を受けています。
10年ほど前からは、老人ホームを中心に数か所を訪問して剣詩舞を舞っています。その他に文化祭、老人会等にもボランティアで訪問しています。また岡山退職者連合の訪問活動にも全印刷局退職者の会のあすなろ会仲間3人(女性)と一緒に参加して「養護老人ホーム岡山市会陽(えよう)の里」で、また「多聞荘」、「さくら苑デイケアサービスセンターつくしんぼう」などの福祉施設を訪問して剣詩舞を舞っています。 いずれの施設でも入所されている方々から感謝され、喜ばれ、楽しんでもらっています。時には口も利かず、表情もなく笑いもしなかった入所者の方が曲に合わせて歌いだすこともあり、後日、施設長から感謝の手紙をお受けすることがあります。拙い舞でも喜んで下さる方々がいらっしゃるということは、それだけに自分達の励みとなり、生き甲斐と元気をもらってやりがいを感じています。
これからも時間の都合がつけば岡山退職者連合の施設訪問ボランティア活動に参加しよと思っています。