社交ダンス楽しみ25年。夢は愛好者との全国ネット

<今回のお達者さん>
西嶋 敏雄さん(83歳)

(NTT労働組合退職者の会愛媛県支部協議会)

「松山や秋より高き天守閣」。子規が見上げたのも、こんな空ではなかったかと思われる、昨年10月10日。愛媛県松山市にある「坊っちゃんスタジアム」のスポーツフロアで、90組ほどのペアが、ワルツ、タンゴ、ルンバと、音楽に合わせて楽しそうに踊っていました。
なじみの会員の姿が次々に見えます。どの顔も生き生きと輝いています。NTT愛媛社交ダンス愛好会の発足25周年記念パーティーです。この日は、ほかのダンス教室の招待やプロ2組の模範演技もあり、記念イベントにふさわしい華やかなものになりました。

衣装もきまり、軽やかなステップで踊る西嶋さん(左)

衣装もきまり、軽やかなステップで踊る西嶋さん(左)

西嶋さんは、愛好会発足以来のメンバーです。電話局の先輩女性から「ボケ防止と健康のためよ。やってみない?」と誘われたのがきっかけとのこと。以来、「仲間を大切に、楽しく」を信条に、会をリードしてきました。
この間、松山市内の福祉グループを介して、ダンスによる親善使節団として、3回にわたり中国を訪問。愛媛からの一行150人が、西安で国賓並みの歓迎を受けたり、北京では京劇の女優や雑技団メンバーとのダンスパーティー、北京ダックなどでのもてなしがあったりで、今なお、皆の忘れられぬ思い出になっています。
大型フェリーでの船上パーティーも7回。年末には福祉施設の訪問も欠かしません。ほかのダンス教室やグループとの交流にも積極的です。
西嶋さんからは、自分たちが楽しむのはもちろん、ダンスの魅力や素晴らしさを知ってもらいたい、広めたいという強い気持ちが伝わってきます。
練習は毎週土曜日の午後、毎回20数人が集まり、真剣な練習と、めいめいが持ち寄った手づくりのお菓子などでのブレークタイムを楽しんでいます。
今年が年男の西嶋さん、ダンスのおかげで気持ちも体もしなやかです。夢は、全国の愛好者とつながりができることだそうです。ダンスを愛する皆さん、ご連絡をお待ちしています。

結成25周年を祝って多くのメンバーが集い、ワルツ、タンゴ、ルンバなど音楽に合わせて楽しく踊りました。(2015年10月10日、松山市・坊ちゃんスタジオ)

結成25周年を祝って多くのメンバーが集い、ワルツ、タンゴ、ルンバなど音楽に合わせて楽しく踊りました。(2015年10月10日、松山市・坊ちゃんスタジオ)

(NTT労組退職者の会「ひろがりネット」より)