退職後も楽しく健康な毎日過ごす

ボケ防止・体力維持に囲碁とウオーキング

(今回のお達者さん)
情報労連NTT労退 青森県支部協黒石地区協
会長 奥村俊治さん

 囲碁を覚えたのは二〇歳の頃。当時は組合でもレク活動として囲碁の全国大会なども開かれるほど盛んでした。やがて仕事も忙しくなり、転勤なども重なって囲碁と距離を置くようになりましたが、退職を機に地元の囲碁サークルに参加すると、三〇年のブランクがなかったかのようにすぐに仲間入りできました。

 囲碁は難しいゲームだと考える人が多いと思いますが、ルールは至って簡単。碁盤に碁石を交互に打つだけ、打つ場所もどこでも自由、ハンディを付ければ初級者から上級者まで対等に戦えます。細かいルールや勝敗に関しては囲碁を楽しみながら自然と覚えていけます。

 私は週三日、囲碁サークルに通い、勝ったり負けたりと楽しい日々を送っています。しかし、相手に勝ちたい気持ちも強く、そのための勉強は欠かせません。勉強した戦法が成功して勝ったときは格別です。

 私が囲碁を覚えた頃は、囲碁の本を読みあさるか、先輩方に手ほどきを受けるしか勉強方法がなかったのですが、現在はインターネットの動画サイトなどで「囲碁」と検索すれば、動画で囲碁の教材が数多くあり、自分に合ったレベルのものを選んで繰り返し勉強できます。

 また、囲碁サークルで囲碁を打つだけでなく、インターネットで全国の相手と囲碁を打つこともできます。そのほかにも囲碁のゲームソフト(現在はプロの棋士より強いものも)と対戦するなどさまざまな遊び方があります。

 さて、話は変わりますが、私はもともとスポーツが苦手なことに加え、仕事も内勤で運動不足がずっと続いていました。そこで、こちらも退職を機に地元のウオーキングサークルに参加。正しい歩き方から教えてもらいました。

 手の振り、歩幅、スピード、足の裏の使い方までいろいろと注意点があり、週二日、軽く汗ばむ程度に行なっています。ウオーキングを始めてから体調がよくなったようです。

 これからも囲碁とウオーキングをボケ防止と体力維持のために続けていきます。皆さんも自分に合ったものを見つけて、楽しく健康な毎日を過ごしてみてはいかがですか。

(NTT退職者の会 いきいき通信から)