農水退「OBだより」で会員の顔が見える紙面づくりスタート。
(はじめに)農水退の総会や地区会議で、OBだよりを通して会員相互の交流を進めて欲しいとご要望を頂きました。本号から(農水退版)「お達者だより」として、全国の会員の皆さまにご登場頂きます。第1回目は、石川県宮下直之さんへのインタビューを掲載します。(聞き手は、農水退花村靖事務局長)
(今回のお達者さん)
石川県退職者連合
会 長 宮下 直之さん(71歳)
(石川県農水退・会長)
(Q)自己紹介を
宮下直之(ただゆき)。1946年生まれで、満71歳です。2008年に石川県農水省退職者の会幹事に選出されたのを皮切りに、現在は会長を担っています。また、この4年間は石川県退職者連合の会長も務めています。
(Q)役員を担われてのご感想を
県退職者連合会長として構成組織の総会などに招かれる機会が多いのですが、そこで古い友人や大先輩と再会します。しばらく運動を離れていたこともあり、とても嬉しい再会でした。退職後も元気に活動されている諸先輩からは退職者連合の運動に対する意見やアドバイスをいただくほか、人生の先輩として地域での仲間づくりや老後の楽しみ方まで多くのことを学んでいます。
(Q)組織のトップとして目指したいことは
県退職者連合としては、構成組織とその会員の皆さんが、誇りと確信を持てる組織にしたいですね。そのためには社会的な認知度を高める必要がありますので、社会貢献活動、ボランティア活動にも積極的に取り組みたいです。
農水省退職者の会は、会員の減少や高齢化が避けがたい現実ですので、組織拡大・強化は難しい課題だと思います。OBの皆さんのサロンの役割は維持しつつも、農水省OBの枠を超え、県退職者連合の活動を通じて他組織の高齢者・退職者との交流を拡げることも必要かなと思っています。
(Q)農水省や農政に関して感じていることは
「農本主義に帰れ」とまでは言いませんが、農水省は徹底的に「農業」と「農業者」の味方であるべきです。農業と農政の改革はだれのためのものか。農業の競争力強化が「選択と排除」の論理になってはいけないと思います。
(Q)政治に一言
政治家に高い志が感じられないですね。有権者も初めからそんなものを期待しないから、利害得失で安易に政治家を選んで顧みないのだと思います。その結果、二世三世がはびこり、国民からますます遊離しています。まず、地方政治から「有権者が政治家を育て、政治家が有権者を育てる」所からやり直す必要があります。
(Q)健康維持のため心がけていることは
実はあまり健康とは言えず、現役時代から「糖尿」「中性脂肪」「尿酸値」の薬を飲み続けています。中々生活習慣が改まらず、医者からは「薬を飲んでいれば何をしてもいいというわけではない」と叱られています。そんな状態で健康に良いことはしていませんが、しいて言えば、毎朝の体重測定と毎晩40分程かけての夜回り(町会長就任以来つづけています)が多少役立っているかもしれません。
(Q)ご趣味は
若いころは「短歌」の結社に属していて、ものを書いたり読んだりすることは好きな方かもしれません。今はこれといった趣味はありません。「家庭菜園」で多少野菜も作っていますが、これは趣味というより、元々農家だった名残のようなもので…。
(Q)地域でもご活躍とのことですが
退職した2006年から「町会長」(自治会長)を務めています。町会長としては、それまでなかった「町会報」を毎月発行し、100号に達した時には地元の地方紙2紙とケーブルテレビで報道されました。(現在132号)。町会長は12年も経ったので、そろそろ後進に譲りたいと考えています。
(報告)
農水退 事務局長 花村 靖
(農水OBだより。2017/12/15第469号より転載)