マジックを生涯の友に
<今回のお達者さん>
連合岡山退職者連合
高橋 洋次さん(69歳)
(JR西労組退職者協議会)
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高橋 洋次さん
私がマジックと出合ったのは今から20年ほど前、岡山新幹線運転所に勤務していた時です。当時、私の職場ではQCサークルが盛んで、年2回の職場発表会が行われていました。
発表会は昼食を挟んで丸一日行われます。昼食後、午後の発表までの時間があり、この昼食後の時間を有効に使えないのか、相談したところマジックを行うことになりました。そして、私に白羽の矢が立ちました。
私も周りの人もマジックとは無縁だったので、職場にアマチュアの先生に来ていただいて手ほどきを受けました。また、マジックの本を見たり、マジックの道具を売っている店に行くなどで20種類ほどのレパートリーを身につけました。
顔見知りの中で失敗すると大変なヤジ
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施設訪問で演技を披露する高橋さん。
私の初めてのマジック披露は、職場でのQCサークル発表会の昼の休憩時間でした。観客は全員が顔見知りなので少しでも失敗すると大変なヤジでした。
そのためにもっと上手にならなければと練習を重ね、腕も少しずつ上達していきました。そして、日帰りや一泊のバス旅行では、バスの道中や旅館の宴会場でのマジック披露が常でした。
独学ながら100種類の演技覚える
回数を重ねるうちに、要領も良くなりレパートリーも増えていきました。失敗も少なくなり、演技をするのが楽しくなりました。
現役時代は、年に15回~20回ぐらい行っていましたが、退職してからは、演技する回数も少なくなり現在では年に数回程度になってしまいました。
私の演技は独学なので腕は上がらないのですが、今では百種類ほどの演技ができるようになりました。
演技後、「大変良かった」と声をかけて頂いた時や大きな拍手を頂いた時はやっていて本当に良かったと思います。
私は、これからも少しずつレパートリーを増やしてマジックを生涯の友として続けていこうと思っています。
岡山退職者連合が、老人ホームへの訪問活動を行っていますが、参加できることを楽しみにしています。
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施設のスタッフの方にもマジックに参加していただき大いに盛り上がる。(老人ホーム「会陽の里」で)