やりがい生きがい!わがボランティア人生
<今回のお達者さん>
栃木退職者連合
石川 誓一さん(75歳)
(全電線退職者組織「日精会」:栃木県日光市在住)
先年、自治会で回り順の班長を務めた後、次期役員に推挙されました。当初は戸惑いましたが、余暇の有効活用を図り、地域ボランティアとして貢献できたらと一念発起し、役員を快く引き受けることにしました。 会計や総務を担当する中で、自主防災会の活性化を図りつつ、当会の規約を19年ぶりに改訂。普通救命士と防災士の資格取得後、地域防災啓発の一環として「ぼうさい便り」を創刊しました。また、自治会創立25周年記念誌の発行で編集責任を全うできたのが誇りです。
「読み聞かせボランティア」や「日光コンシェルジュ」として活動
読み聞かせが大好きで、“孫はもとより他家のお子さんにも”という願いが叶い、小学校の「読み聞かせボランティア」をはじめて早や10年目。つい先ごろ、思いがけない吉報が舞い込みました。同小のご推薦もあり、栃木県から「学校教育支援ボランティア感謝状」を授与されることになりました。とても恐悦至極に思いました。
住み慣れた日光市をこよなく愛する者の一人として、日光商工会議所が立ち上げた「日光検定」を率先して受験し、第一期生(2010年)として合格できました。ついで、当市をPRする先遣隊の一翼を担う「日光コンシェルジュ」に認定されました。
爾来、外国人観光客をはじめ、当地を訪れる多くの方々へ、機会あるたび“ようこそ日光へ”と、おもてなしの心掛けで気軽に、時にはつたない英語をまじえながら接しています。 ボランティア活動は人生における一つの道筋かと心得ます。老いて益々、この先を不安に感じるか、そうではなく豊かだと捉えるかは、人それぞれですけれども、なじみの格言を一つ掲げます。
たった一人しかない自分を たった一度しかない人生を
本当に生かさなかったら
人間、生まれてきたかいがないじゃないか
山本有三「路傍の石」より