剣詩舞の世界で精進
<今回のお達者さん>
連合岡山退職者連合
弓削 香苗さん(65歳)
(全印刷局退職者の会岡山支部)
健康維持と新しいことへの挑戦
私が剣詩舞を習い始めたのは、定年退職してから約一年後でした。それまでの時間にせわしなく追われた勤務生活から離れて、精神的にも、時間的にも余裕が出てきた頃でしたが、運動不足で体が重くダルさを感じていました。そこで何か学びたい・身に付けたいという気持ちが湧いてきました。
丁度その頃、全印刷局退職者の会の先輩から、剣詩舞のサークルへの入会を勧められました。「この歳で舞を始めるにはいささか遅すぎるのでは・・・」、と思いながらも健康維持と新しいことへの挑戦という試みを自分へ課そう決意し、仲間に入れてもらうことにしました。
施設訪問活動でやりがいと技能向上も
当初はベテラン揃いの中で、鏡に映る自分の姿を見ると、ぎこちなく、あたかもロボットの動きの如くに見えたものでした。それ以来4年間、先生の熱心なご指導や先輩方のアドバイスを受け、なんとか先輩方に近づこうと努力してきました。
2年程前から、サークル仲間の施設訪問活動等に時々参加しています。入所者の方になじみ深い唱歌に合わせた舞を披露すると、目を輝かせて歌いだされる方もあり、やりがいを感じています。また、訪問日が近づくと、週に一度のお稽古日に向けて、自宅練習にも気合いが入り自分の技能の向上にも役立っています。
夢は剣舞
今はまだ剣詩舞の世界では極々初心者で入門段階です。今は専ら扇の舞の稽古をしていますが、もっともっと経験を積んだら剣舞にも挑戦したいという希望を持って毎日精進しています。