【熊本県】ひょっとこ踊り 老後を楽しく健康に
何か人のために
退職して12年後、友人と酒を酌み交わす中で、老後、病院で寝たきりにならないよう「健康な時に、何か人を喜ばせて笑顔で老後を過ごしたいものですね」という話になりました。
その時、友人いわく「熊本中央区黒髪で、ひょっとこ踊りを習いよっとたい。おもしろかばいた。今は熊本城の東側の病院や施設を中心に慰問に行きよるが、西側方面は遠くて慰問には行けんばい」との話を聞きました。
「それなら私たちがボランティアで熊本城の西方面の病院や施設を慰問しようではないか!」ということになりました。
名称を募り、「段だに山やま(加藤清正が熊本城築城時に作った職人が多く住む城下町)ひょっとこ愛好会」として、2007年に18人で結成しました。私が会長を務めています。
笑顔に生きがい感じて
立ち上げ当初は、みな若かったのですが、現在は平均年齢78歳になりました。以前は、月2回、第2・第4水曜日の夕方6時から8時30分まで練習していましたが、最近では、高齢化や習熟度向上で、月1回、第4水曜日のみとなりました。
内容は、踊りの練習、雑談と食事、そしてカラオケを歌って楽しく散会します。施設には、3ヵ所にそれぞれ年1回慰問しています。施設の皆さんは、私たちの踊りを楽しみにしているようすです。
拍手で迎えられ、喜ぶ皆さんの姿を目の当たりにすると、私たちもうれしくて生きがいを感じ、「もっと楽しくやろう!」と、毎回思うのです。
愛好会のメンバーは、現在、17人で、女性7人、男性10人。最高齢は、88歳の女性で、高齢パワー全開です。
今の悩みは、後継者がいないことです。現在、若い新会員を募集中です。興味のある方はぜひどうぞ。
<今回のお達者さん>
NTT労組退職者の会・熊本県支部協
宮田 博光さん
(NTT労組退職者の会「ひろがりネット」10月17日より)