【福岡県】清水小学校の「子どもを守る」活動 ~福退連のボランティア活動~

通学路のパトロールを重点に

2006年7月の退職者連合 第10回定期総会で決定された、「子ども安全対策事業」について福退連北九州地域協議会でも、「子どもの安全を地域で守る」取り組みをすることにしました。
「子どもの登下校時あるいは、一人でいる時の殺傷、誘拐事件等が多発しており、子どもを犯罪からまもる」ことを目的として、北九州市教育委員会と協議のうえ小倉北区の市立清水小学校での活動を決定しました。
福退連北九州地域協議会より9つの退職者会が交代で、2007年の4月から毎年新1年生が登下校に慣れるまで集団下校に付き添いをすることから始め、その後は毎週火曜日に学校が決めた4コースの通学路のパトロールに重点を置いた活動をしています。

大きな声であいさつを返す子どもたち

また、毎年2月には、清水小学校で「全校集会(感謝の会)」が開かれ、子どもたちや保護者会からもお礼の言葉をいただきます。また子どもたちと交流をしたりすることにより、パトロール中には子どもたちのあいさつの声も大きくなって私たちに返ってきています。
学校も「子どもたちには学校生活の中では、各ボランティアをはじめたくさんの人たちに、支えられていることに感謝する気持ちを持つことを、そしてきちんと挨拶ができるようにと教えている」と話しています。

「学校安全ボランティア活動奨励賞」を受賞

2011年10月には、清水小学校・北九州市教委・福岡県教委の表彰推薦もあり、平成23年度文部科学大臣表彰「学校安全ボランティア活動奨励賞」の表彰が決定し、静岡県静岡市であった第61回全国学校保健研究大会においての表彰式に、地域協議会の会長が出席し受賞をしました。
今年で8年目を経過します。幸いにもこの間、大きな事故や事件の報告はありませんが、最近、他都市では幼い女の子の誘拐や、殺害といった事件が発生しています。
子を持つ保護者の不安が増す中では、私たちの活動がこれからも重要になってきています。

「児童への下校時における注意事項の説明」

「児童への下校時における注意事項の説明」

児童への下校時における注意事項の説明

児童への下校時における注意事項の説明

歩行中の危険防止行動

歩行中の危険防止行動

<報告者>
福岡県退職者団体連合北九州地域協議会