歌って踊ってフルマラソン
<今回のお達者さん>
山田 英忠さん(81歳)
(林野関連退職者の会)
退職後のマラソン:シニア部門で好成績
山田英忠(81歳・林退会会員)さんは、営林署を定年退職後、実家で柚子栽培をしながら本格的にマラソンを始めました。仕事の合間を見ては練習に励み、県内マラソンはもとより47都道府県を走破して、シニア部門で好成績を収めています。今年も2月19日に行われた高知龍馬マラソンで見事完走しました。
90歳を超えるまで、全国の公認マラソン大会で走ることを目標として、毎日練習に励んでいます。
爺アイドルとして歌手でビュー
山田さんには、もうひとつ高齢者アイドルという顔があります。
3人に1人が65歳以上という高知県。高齢化の中でも前向きに行こうとして「高知県は一つの家族」とのキャッチフレーズの下、「高知家」という言葉をつくりました。
高知県はこの高知家のスターとして様々な特技や個性を持つ人々を募集し、1,543人の応募がありました。その中から、柚子農家や漁協専務、道の駅出品者協議会会長、貝漁師、タケノコ加工組合長といった、職業は皆バラバラの5人が選ばれました。山田さんはそのうちの一人なのです。
この平均年齢68歳の5人組が昨年から「爺アイドル(爺POP)」として、高齢化県高知を前向きに歌った「高齢バンザイ」で歌手デビューしています。
今年2月には第2弾の新曲を発表しました。今度の歌詞は高知の魅力を世界中に発信するため全部英語という奇抜な曲で、高齢者が前向きに年齢を重ねていく素晴らしさを歌いあげています。
元気のコツはやる気を持つこと
山田さんに元気のコツを聞くと、まず「奥さんの手料理のおかげで元気な身体を維持出来ていること」と「物事を達成するという、意欲とやる気を持つこと」と笑顔で話してくれました。
目下、メンバーの一人として歌ったり、フルマラソンに挑戦したり、毎日忙しく過ごしています。