狭山奥富・広福寺竜宮造り鐘桜門 田植えの広き稲田を訪ね 天岑寺(てんしんじ)の旗本小笠原家墓所・三ツ木原古戦場碑を巡る

第62回西武沿線ウォーキング《新狭山駅→新狭山駅 7km》

全日本水道退職者協議会(全水道退協)
事務局長 上村 時彦

東京都水道局下水道局退職者会(東水退)の「西武沿線ウォーキング」は、2020年10月から毎月1回開催、毎回25人~35人参加で62回となりました。

初夏を迎える6月9日、第62回西武沿線ウォーキングは、25名が参加して開催。
新狭山駅北口よりスタート。国道16号を渡り、史跡「生越道道標」を曲がり、「奥富神社」「西方薬師堂」「西方の石仏群」を見学、松平信綱が開削した「赤間川」を渡ると、「広福寺①」。

竜宮造りの楼門などを見学後、「奥富公民館」で小休憩。

①「広福寺」の漆喰白壁の山門と鐘楼が一体化した、鐘楼門前にて。
*竜宮造りと言われている。

ここから先は、かつての入間川の氾濫原を新田開発してできた、奥富の広大な稲田の中を先に進むと、毎年2月の「甘酒祭り」で有名な、「梅宮神社」に到着。上奥富にある真言宗寺院の「瑞光寺」を訪問。

その先を進むと、江戸時代の領主・小笠原家の陣屋跡といわれる「田中稲荷神社」に、近くの江戸の文化人「清水濱臣」の墓を見学後、西武新宿線を渡って、昼食休憩場所の安穏寺境内。

午後、「安穏寺八角堂」「天岑寺惣門②」「旗本小笠原家墓所」を見学し、市指定天然記念物の樹齢550年の「菩提樹」が境内にある「羽黒神社③」を巡り、再び駅に向かい「東三ツ木観音堂」「東三ツ木薬師堂」を見学、中世に数多くの戦場となった「三ツ木原古戦場の碑」を見て新狭山駅南口でゴール。

②昼食休憩後、曹洞宗「天岑寺」の惣門横に、廃寺となった安穏寺の座禅堂の「八角堂」前にて。
③狭山市指定文化財[天然記念物]の樹齢550年の大きな「菩提樹」が中央に見える、「羽黒神社」前にて。

入間川右岸のこの地には、特に江戸初期の川越藩主松平信綱による、奥富の新田開発が、現代まで広い稲田として整備され、21世紀の現代では、本田技研の狭山工場のガソリン車からEV車への転換を目指す解体工事を目にし、それぞれの時代における主要産業のダイナミックな転換を想像できる意義深い散歩でした。

散歩の途中で、この様な現代の状況変化を目にする機会は珍しく、現代を生きる我々高齢者にとって、貴重な機会でした。

雨に遭うこともなく元気にウォーキングと歴史に出会う一日でした。