始まった元気な地域活動

 暮らしの場である地域において“いきいきと安心して暮らしていく”ために「生きがいつくり、健康寿命づくり、仲間づくり、地域づくり(社会貢献・ボランティア活動)」の4つのお達者づくりを退職者連合は呼びかけています。
 全国に176ある退職者連合の地域組織(地域・地区協議会)では、智恵を出し合って様々な取り組みが始まっています。連合岡山退職者連合の取り組みをご紹介します。

<岡山退職者連合> 地域での施設訪問ボランティア

 岡山退連には、東部・西部・北部の3つの地域退職者連合があります。現在、この3つの地域退連では、エリア内にある養護老人ホームなどへの訪問活動を取り組んでいます。
 岡山市内にある施設への訪問は、岡山退連が1995年から始めた活動で、2017年で22回を重ねました。県レベルでスタートした活動が今では、地域レベルでの活動に広がっています。

演技者は会員から公募

 訪問した施設で演技を披露するのは、もちろん岡山退連の会員のみなさんです。岡山退連と3つの地域退連では、毎年、演技をしてくれる方を公募しています。産別・関連退連の協力を得て多くの会員の方々が協力してくれています。
 出演者は、日頃から鍛えた腕前を披露したり、入所者のみなさんと一緒に歌ったりもします。そういう時は必ず入所者の皆さんは、目を輝かせ、声が一段と大きくなります。演技者の皆さんも元気を与えると同時に、元気をもらっています。
 訪問しました後、必ず、特別養護老人ホームの施設長様から、お礼のお手紙を頂くのですが、一番感激しました事は、ある特別養護老人ホーム施設へ入所している方が、入所以来、全く表情を顔にあらわさなかったのに、ニッコリ笑って声を出して、演技者の皆さんの歌に合わせて歌っていた様子をお便りに書いてお礼のお手紙をもらった事です。

演奏に合わせて唄を口ずさむ (北部退連の施設訪問)

 2017年11月9日(木)14時から特別養護老人ホーム「のどか」を訪問した岡退連北部地域退連の活動を紹介します。この日、出演者は、43人の入所者の方々の前でマジックの披露とチンドンゆばらの公演を行いました。
 まず、国公総連退職者会の会員の黒石公史さんがマジック披露で拍手を頂き、引き続く、チンドン「ゆばら」(自治退)の公演では、昔懐かしい歌謡曲などの演奏を行い、入所者の皆様も演奏に合わせて唄を口ずさんでいました。
 訪問活動では、入所者の皆様が元気になっていただく事はもちろんですが、私たちも元気をもらっています。健康寿命を平均寿命に近づけるために今後も頑張って生きたいと思います。

主催者を代表してあいさつする岡山退連の山田勇夫事務局長。(2017年11月9日、特別養護老人ホーム「のどか」、津山市)

主催者を代表してあいさつする岡山退連の山田勇夫事務局長。
(2017年11月9日、特別養護老人ホーム「のどか」、津山市)

マジックを披露する「国公総連退職者会」の黒石公史さん。たくさんの拍手をいただく。(2017年11月9日、特別養護老人ホーム「のどか」、津山市)

マジックを披露する「国公総連退職者会」の黒石公史さん。たくさんの拍手をいただく。
(2017年11月9日、特別養護老人ホーム「のどか」、津山市)

チンドン「ゆばら」(自治退のメンバー5人)の公演では、昔懐かしい歌謡曲などの演奏を行った。(2017年11月9日、特別養護老人ホーム「のどか」、津山市)

チンドン「ゆばら」(自治退のメンバー5人)の公演では、昔懐かしい歌謡曲などの演奏を行った。
(2017年11月9日、特別養護老人ホーム「のどか」、津山市)

 

<報告者> 
連合岡山退職者連合
新見 三郎