9月15日 福井退連「2016年度研修会開催の報告」、71名参加。“高齢者の悪質商法被害”防止をテーマに。
福井県退職者連合(福井退連。佐々木哲男会長、8,340名)から2016年度の研修会開催の報告が届きましたので、以下の通りご紹介します。
「消費者トラブル」を高齢者に意識してもらう機会に
福井退連は、福井県労働者福祉協議会(福井県労福協)と共催で6月14日、午前9時30分から福井市にあるユニオンプラザにおいて「2016年度研修会」を会員71名の参加をいただき開催しました。
開会に先立ち勝木副会長より参加に対してのお礼と退職者会の活動に対する協力のお礼があり、また県労福協の山岸克司会長からは参加のお礼や研修の意義、さらにこの夏行われる参議院選挙に出馬される候補予定者「横山たつひろ」氏(連合福井事務局長)に対しての支援要請がありました。研修のテーマは「消費者トラブル」。日常の中で予期せぬトラブルに巻き込まれたり、悪質な勧誘などで悩んだりすることが増える傾向にある中、福井県消費生活センターからも「高齢者に意識してもらう機会を」とのことでこのテーマを設けることになりました。
悪質商法被害の相談は40%以上が高齢者。「他人事じゃない!」
福井県消費生活センターの中島恵美・消費生活相談員から約1時間にわたり、トラブルに巻き込まれた事例やその対処の仕方など、映像も使いながら解りやすく説明がありました。悪質業者による詐欺には、「ワンクリック詐欺」や「劇場型の詐欺」が増えていること、60歳以上の高齢者の相談が40%を占めていることを聞き、「他人事じゃない」(参加者)と思いました。
また、クーリングオフの対象になる事例をクイズ形式で答え、楽しみながらも知識が付きました。質問もあり、もう少し時間がほしいかと思いながら、自らトラブルに巻き込まれないよう注意をし、周りの人も被害にあわないよう気配りができたらなと感じた有意義な研修会でした。
「188(いやや)」にご一報を
不安な時には「188(いやや)」に電話すればお近くの福井県消費生活センターにつながり相談できます。覚えておいてください。
(報告者)
福井退連
事務局次長 斉藤重徳