2015大阪高齢者集会報告 安心・信頼の介護保険・社会保障制度の確立!

「大阪市廃止・分割」住民投票の反対運動に勝利!

2015年6月2日
 連合大阪高退会主催の2015大阪高齢者集会が、6月2日午後1時30分から大阪市内のドーンセンターにおいて、各退職者組織から約500名が参加して開催されました。「記念講演」「高齢者集会」「デモ行進」の三部構成の最大のイベントは、5月17日の住民投票「大阪市廃止・分割」反対に勝利した喜びと熱気の中に高齢者運動の前進を確認し合ったことです。
 「講演」では日本社会事業大学教授の渡邊一雄氏が、「手ごたえのある生き方」をテーマに、米国での会社経営、東大病院でのボランティア活動など精力的で豊かな人生経験、実体験をユーモラスに語り、高齢者が自らの生きがいを求めるための心構えや手法を学習しました。
 「集会」の主催者あいさつでは、連合大阪高退会の有元章博会長が「高退会の総力を結集して勝利した“住民投票”で大阪市が存続することになり、大阪市政に真の住民自治を取り戻すことの緒に就いた。さらに全国の市町村にも大きな影響を与え、安倍政権にも少なからず打撃を与えることとなった。今秋の大阪知事・市長選挙、明年7月の参議院選挙となる。この闘いに勝利してこそ将来の展望が開ける」と訴えました。
 来賓の退職者連合の阿部保吉会長は、「住民投票」のあり方に問題があること、沖縄基地反対運動、平成27年度予算の偏重、安倍政権の成長は格差拡大へ、労働法制改悪、国民年金の未納など、国政における多くの問題点を指摘しました。
 基調報告では、林晃事務局長が「社会保障制度の改悪を阻止」など6項目とスローガン「生き生きと安心して暮らせる社会にしよう」を提案。さらに「集会アピール」を八島雅夫副会長が提案、それぞれ満場の拍手で採択されました。
安倍政権の「介護保険制度の改悪」など社会保障制度の後退への怒り。一方、橋下大阪市長の労働者の基本的権利を踏みにじる行為、民主党の国民への信頼回復の停滞など、二重・三重の怒りと苦悩に包まれた集会は、有元章博会長の「団結ガンバロウ」で閉会しました。
 集会後の「デモ」は、ドーンセンターを出発、土佐堀通りから大阪市役所までのコースを三梯団に分かれて行進し、「社会保障制度を確立せよ」「橋下市長の労使関係を正常化せよ」「核兵器を廃絶し、世界平和を守ろう」の横断幕、プラカードを掲げ、シュプレヒコールを繰り返して、市民に訴え、通行人から激励の拍手を受けました。
またデモ解散地では「まとめ集会」を開催、有元会長のリードで参加者全員で「橋下市長退陣せよ」コールを繰り返して閉会しました。

「デモ」は、ドーンセンターを出発、土佐堀通りから大阪市役所までのコースを三梯団に分かれて行進した。

「デモ」は、ドーンセンターを出発、土佐堀通りから大阪市役所までのコースを三梯団に分かれて行進した。

「社会保障制度を確立せよ」「橋下市長の労使関係を正常化せよ」「核兵器を廃絶し、世界平和を守ろう」のプラカードを掲げ、シュプレヒコールを繰り返して、市民に訴えた。

「社会保障制度を確立せよ」「橋下市長の労使関係を正常化せよ」「核兵器を廃絶し、世界平和を守ろう」のプラカードを掲げ、シュプレヒコールを繰り返して、市民に訴えた。

デモ解散地では「まとめ集会」を開催。 有元会長のリードにより参加者全員で「橋下市長退陣せよ」コールを繰り返した。

デモ解散地では「まとめ集会」を開催。
有元会長のリードにより参加者全員で「橋下市長退陣せよ」コールを繰り返した。