福岡県 会員180人が参加。初となる「福岡県高齢者集会」開く 

 高齢者の日常生活の安心・安全・安定をめざして、年金・医療・介護等、社会保障制度の充実を求める運動の展開、国民・住民の生活本位の政治を取り戻す運動の推進、全国の退職者連合と統一・連帯を深め、福退連会員相互の信頼と団結を強めること、などを目的に福退連(正角隆会長、会員24,022人)は、結成以来初めてとなる「福岡県高齢者集会」を2月25日(水)、福岡自治労会館で開きました。集会には福退連会員180人が参加しました。

県内で初めて開かれた高齢者集会。会場は参加者の熱気にあふれた。 (2月25日、福岡自治労会館)

県内で初めて開かれた高齢者集会。会場は参加者の熱気にあふれた。(2月25日、福岡自治労会館)

正角会長、安倍首相の反国民的な政治を糾弾

主催者あいさつする正角隆会長

主催者あいさつする正角隆会長

 集会では、福退連の正角隆会長が主催者を代表してあいさつ。「毎年9月15日には東京の日比谷公会堂で全国から2000人が参加して退職者連合主催の全国高齢者集会が開催されている。この地方版として、第1回福岡県高齢者集会を実施した」とねらいを述べました。さらに正角会長は、憲法解釈を変更した集団的自衛権行使容認をはじめ、大企業と中小企業、富裕層と貧困層との格差を拡大する安倍首相の反国民的な政治を批判・糾弾しました。

連合福岡、民主党が連帯あいさつ

 来賓として退職者連合の阿部保吉会長、高島連合福岡会長、藤田民主党幹事長、西山組織機関紙局長から、それぞれ連帯の挨拶がありました。とりわけ阿部会長は、医療制度改悪やマクロ経済スライドによる年金削減の動きについて触れ、「社会保障制度充実を求める運動を展開するためには、当面する統一地方選挙、来年の参議院選挙の取り組みを重視して、退職者連合も組織の総力を挙げた選挙闘争を進めていく」とも決意を明らかにしました。

集会の成功を地域活動につなぐ

 構成組織、地域協議会報告では、日産労連エルダークラブの紹介を高村幹事、「子どもの安全を守る」活動報告を蒲池福退連北九州地協会長、介護保険充実に向けた要求要請行動報告を岸福退連北筑後事局長がそれぞれ行いました。
参加者は、この集会の目的を基本に構成組織、地域協議会の具体的な運動を実践、展開することを確認し合いました。