新潟県 地域で健康で生きがいを持って暮らそう!~地域貢献できる人材を名簿化へ~
新潟高齢協(宮島舎人会長。会員23,345人)では、2014年7月23日開催の第22回定期総会で確認された「高齢協会員で地域に貢献する人材の名簿化」について当面、健康指導、趣味関係、各種相談を受けてくれる人材を募集することとし、同年10月に県下の各職域退職者会や地域高齢協に取り組みを要請しました。県高齢協が県連合や県労福協と連携している取り組み事例について紹介します。以下は、高齢協会報「ナジラーネ」からの抜粋です。
地域に広がる運動
連合や労福協の運動が「地域」をキーワードにした活動にシフトしつつあります。県労福協では、各連合地協単位にライフサポートセンター(LSC)を設置し、各種の相談事業を展開しているほか、「生活困窮者対策事業」を行政からの委託を受け、確実に成果を上げてきています。連合でも「地域に根ざした運動」を合言葉に地区労福協が実施するLSCの運営に力を入れるなど運動の軸が「地域」にも広がっています。
労働組合は人材の宝庫
退職者の中には、職場で養った「経験」や趣味が高じてほとんどセミプロに近い人もたくさんいます。何よりも労働組合を経験した方は、民主主義の基本を理解しており、町内会や様々な団体の運営の仕方や人の動かし方も熟知しています。まさに労働組合は、「人材の宝庫」です。身に付けた能力やスキル、経験を地域で活かして高齢協運動を活性化していただければと思います。
地域でボランテイアを
労働組合はもちろんのこと、地区労福協や各団体からの要請に応じて、登録された方を高齢協として紹介し、無償で(場合によって交通費あり)出向いていただくこととしています。
高齢協としても、会員の持っている豊富なキャリアや知識を地域で生かし、連合や労福協運動の一端を担っていければと考えています。もって、健康寿命の引き上げを促進し、高齢者自身が、健康でかつ地域で生き生きと暮らせるようになればと考えています。
当面「健康」「趣味」「相談受付」で募集
県高齢協が求めている人材は、以下の通りです。
[1]健康促進/ウォーキングやヨガ、健康体操等指導をしていただける方
[2]趣味関係/初心者向けに盆栽、家庭菜園、囲碁将棋を指導していただける方
[3]各種相談/労働、税金、社会保険関係に精通している方
[4]民生委員等/生活保護等福祉行政に精通している方
どなたでも参加できます。
新潟県高齢協会報「ナジラーネ」第19号(2014年8月19日付け)、第20号(同年10月15日付け)。