連合OBOG会活動と二地域居住生活

連合本部退職者の会
事務局長 小島 茂

連合OBOG会の活動

 連合本部退職者の会(OBOG会)は、2004年9月に結成され、今年で22年目を迎えました。

 当会の会員は、連合本部の退職役職員及び構成組織からの派遣役職員の退任者で、現在100名程です。

 主な活動としては、春のレクレーション活動、9月中旬の「連合トップ等の話を聞く会」の開催、毎年1月の連合新年交歓会に合わせた定期総会を開催しています。加えて、4月末の中央メーデー、9月の全国高齢者集会への参加等の活動を行っています。

 今年5月のレク活動は、戦後80年でもあり、東京九段下の「昭和館」(戦中・戦後の庶民生活の資料展示)見学と懇親会を行いました。

 また、9月の「話しを聞く会」では、2022年11月に国際労働組合総連合会(ITUC)会長に日本から初めて就任された郷野晶子会長(ILO理事)に「国際労働運動の現状と課題」で講演をして頂きました。

 これらの活動内容、年金や医療制度の動向、会員の近況等を掲載したOBOG会「便り」を年間5~6回発行しています。

2025.9.16 郷野晶子ITUC会長と参加者の皆さん

栃木と埼玉での二地域居住生活

 わたし事では、現在、栃木(実家)と埼玉での二地域居住生活をしています。

 4~5年母親の介護のため、1週間ほど栃木(実家)に帰り、次の1週間は母をショートスティに預けて埼玉に帰るという「中距離介護」生活を送ってきたが、一昨年11月に介護生活も「卒業」しました。その後も実家が空き家となってしまうため、引き続き、ほぼ隔週ごとに実家に帰って、敷地と畑の草刈り、畑仕事を続けています。

 春・夏の収穫は、筍に茄子、トマト、ジャガイモ、タマネギ等、秋・冬はサツマイモ、大根、白菜等を収穫しています。今年は、大量に収穫できた梅で梅干しと梅酒を作り、楽しんでいます。なお、親から引き継いだ水田は、農業法人に貸して、賃貸料を米現物で受け取っているので、昨今の米価高騰のおり、今年も新米(栃木産コシヒカリ)を美味しく頂いています。

畑のヒマワリの花と今秋のサツマイモの収穫

社会保険審査会「参与」の活動

 2021年10月から社会保険審査会「参与」に就任し、毎週木曜日の審査会で障害年金等の審査案件に対して、縷々意見を述べています。同審査会は、日本年金機構による障害年金や遺族年金等についての決定(処分)、被用者健保による傷病手当金や療養費の決定(処分)に対する不服請求を再審査する役割であり、そのうち障害年金に関する審査案件が8~9割を占め、なかでも精神疾患(うつ病、双極性障害、発達障害等)が大半を占めています。難しい案件になると、制度論だけでは判断できないことも多々あり、日々苦労しています。