「お近くの地区協活動に一緒に参加しましょう!」
これは鳥取高齢退職者団体連合(鳥取高退連・斎木兵治会長。会員2,665人)が、地域活動への積極的な参加を会員に呼びかけるためのキャンペーンです。鳥取高退連では、昨年9月以降の1年間で延べ784人の会員が地域の活動に参加し、お互いの親睦と交流をはかりました。9月30日に国民宿舎「水明荘」(湯梨浜町)で開かれた鳥取高退連の第22回定期総会では、こうした地域活動の様子が報告されました。
県内3つの地区が軸となって活動
鳥取高退連の特徴は、県内を東部、中部、西部の3つの地区協に分け、この地区協が軸となって毎年、様々な活動に取り組んでいることです。昨年9月に開かれた第21回定期総会以降、この3地区協の活動を見ると次のようになります。
<東部地区協>①グランドゴルフ大会(2回、参加128人)、②学習会(「はじめていますか?介護予防」、参加42人)、③料理教室(「元気で長生きできる食生活」、参加16人)
<中部地区協>①グランドゴルフ大会(2回、参加165人)、②学習会(「介護保険制度の法律改正と介護予防について」、参加35人)、③囲碁将棋大会(参加19人)、④料理教室(「三朝・神倉豆腐つくり」、参加29人)、⑤陶芸教室(陶芸作品つくり、参加13人)
<西部地区協>①グランドゴルフ大会(参加66人)、②交流会(「ブルーベリー狩り」、参加78人)
鳥取県全体の行事では、毎年グランド・ゴルフ大会を開催。20回目の今年は10月10日(金)、鳥取市内の公園を会場にして総勢136人の参加で開かれました。
連合鳥取と現・退一致で取り組み
また連合鳥取と連携した取り組みも進められています。具体的には連合の3地協(東部、中部、西部)が毎年開催する「メーデー」や8月に実施する「ピースウォーク」などに参加していることです。
「ピースウォーク」は今年の8月2日(東部)、同8日(中部)、同9日(西部)に開かれ、3地区合わせて会員36人が参加しました。また、3地区メーデーにも合計34人が参加しました。
さらに組織拡大にむけて現職との対話行動にも積極的に取り組んでいます。鳥取では、鳥取高退連と連合鳥取の対話をはじめ、鳥取高退連の山田事務局長と連合鳥取の吉田副事務局長が1つのチームを組んで、県内の各構成組織の県本部、支部などに訪問していることです。7月29日には、電機連合、自治労全国一般、JAM山陰、紙パ連合を訪問しています。
自主福祉事業団体とも連携
一方、県レベルでは自主福祉事業団体との連携もすすんでいます。鳥取高退連では、連合鳥取からの要請に基づき、鳥取県共済と全労済鳥取県本部に役員を派遣しています。具体的には、鳥取県共済では理事、全労済鳥取県本部では経営委員を担当しています。
鳥取砂丘のクリーン活動に参加
社会貢献活動も積極的に取り組んでいます。鳥取には、全国に知られる「鳥取砂丘」があります。東部地区協では、この美しい砂丘を守るため自治体が呼びかける「鳥取砂丘一斉清掃」活動に毎年参加しています。清掃活動は春と秋の年2回。今年は4月と9月に実施され、会員23人が参加しました。
人生90年時代。退職者連合は今年の2014全国高齢者集会で「生き甲斐づくり、健康寿命づくり、仲間づくり、地域づくり」を呼びかけました。家の中に閉じ籠もらないで外に出て、人生を楽しむ。鳥取高退連の地域での取り組みに、拍手。
(以上、鳥取高退連第22回定期総会・活動報告から抜粋。文責は、退職者連合)
写真で見る地区の活動
退職者連合は、地域・地区の活動として「4つのお達者づくり」を提唱しています。
「生きがいづくり、健康寿命づくり、仲間づくり、社会貢献(地域づくり)」
このコーナーでは、鳥取高退連の1年間の活動を通して“4つのお達者づくり”の活動内容をご紹介します。