電球の取り替えや乾電池の交換など高齢者の日々の暮らしにとってちょっとしたことは、元気なうちは苦にならなくても、歳を重ねて身体が動かなくなったら大変です。しかも“お一人様暮らし”の場合は、もっと深刻です。
 こうした高齢者世帯の暮らしサポート事業をめぐっては、昨今、民間業者の参入が相次いでいます。ところが高齢者を喰い物にする悪質業者も増えてきており、トラブルが社会問題化しています。
 退職者連合は、高齢者世帯が安心・安全に暮らしのサポートが受けられるように政府に対して政策・制度要求し、実現を求めています。
 こうした中で“会員の、会員による、会員のため”の暮らしのサポート活動に取り組んでいる地方退職者連合があります。
 香川県退職者連合の西丸健二事務局長から取り組み報告がありましたので、ご紹介します。

暮らしサポートを労福協と取り組む

 香川県退職者連合では、12年前から県労福協と連携してライフサポート活動の一環として「かがわ高齢者家事サポート」活動に取り組んでいます。
 労福協の中での退職者組織を中心に会員を募っていますが、サポートする人も、される人もみんな香川退連の会員です。入会金は1,000円(内訳は年会費が300円と初回入会費の700円)です。
現在の会員数は329人となっており、高松市と三木町で実施しています。
 サポート活動の内容は、病院の送迎、庭木の手入れ、お買い物、洗濯・掃除、役所の手続き、パソコンの指導などです(表参照)。サポートしてくれる会員に支払う費用は、1時間あたり700円となっています。
 また会員相互の研鑽と交流を兼ねて、「高松祭り」での花火大会後の「清掃ボランテア」や「そば打ち体験交流」、「男の料理」などにも取り組んでいます。

 

暮らしサポートの内容
1 洗濯・掃除 屋内床、天井、ガラス、浴槽、照明器具、換気扇等の清掃、洗濯機でできる洗濯、干し、片付けなど。
2 庭木手入れ 雑木の剪定、枝打ち・刈込など、草取り、水やり、片付け、整理など。
3 電気部品の取り替え 照明器具など簡単なものに限る、電球・管球の取り替え、時計など乾電池の交換。
4 障子の張替え 張替え作業。
5 買物の手伝い 自家用車を利用したスーパーへの同行。
6 役所への手続 申請用紙などをもらってくる。その他必要に応じて本人を送迎する。
7 通院の送迎 自家用車で可能な範囲に限る。

 

お寺の庭木の剪定。実践講習するのは「高齢者家事サポート」の大谷克文副代表

会員宅の庭木の剪定作業。写真は高松市役所退職者会の石原さん

数名で行なう会員宅の庭木の剪定と後かたづけ。夏場は特に厳しい作業となる

サポート香川結成10周年祝賀会であいさつする香川退職者連合の宮本正博会長

 

<報告>
香川県退職者連合
西丸健二事務局長