「介護保険法等改正法案」の審議が始まった衆議院厚生労働委員会に対して「介護保険制度の改悪は許さない」との決意を込めて退職者連合は4月5日(水)午前10時から国会傍聴行動を取り組みました。衆議院分館第16委員室で開かれた委員会の傍聴席は、退職者連合の会員30名と連合組合員10名が埋め、対案2本を提出して7時間にわたって政府を厳しく追及する6名の民進党衆議院議員を現退連携して応援しました。また民進党からは、団体交流委員会の田鹿文隆部長と清水恵美子副部長が駆けつけてきました。

傍聴席(第2列、3列目)を埋めた退職者連合の会員のみなさん。 第1列目は記者席。質問に立っているのは、民進党の岡本充功委員(5日)。

傍聴席(第2列、3列目)を埋めた退職者連合の会員のみなさん。
第1列目は記者席。質問に立っているのは、民進党の岡本充功委員(5日)。

 審議されているのは政府提出の「地域包括ケアシステムの強化のための介護保険法等の一部を改正する法律案」と民進党の初鹿明博議員他6名で提出した議員立法「将来にわたる質の高い介護サービスの提供の確保等のための介護保険法等の一部を改正する法律案」と「介護・障害福祉従事者の人材確保に関する特別措置法案」です。民進党が提出した2法案の通称は「介護崩壊防止法案」といいます。民進党で質問に立ったのは、順番に阿部知子委員、大西健介委員、中島克仁委員、長妻昭委員、郡和子委員、岡本充功委員です。

第193回通常国会が開かれている国会議事堂。

第193回通常国会が開かれている国会議事堂。

民進党の6委員が質問で政府を鋭く追及

 退職者連合と連合の参加者は、傍聴に入る前に衆議院議員面会所で「議面集会」を開きました。司会は、退職者連合の菅井義夫事務局長。
 連帯あいさつした厚労委・民進党筆頭理事の柚木道義議員は、「介護報酬の大幅引き下げで介護事業所の倒産が増えている。介護の人材不足も深刻だ。また要支援1、2の軽度者サービスがどんどんカットされている。あらたに3割負担もでてくる。今日は民進党から6名が立ちます。ぜひ傍聴席から心の中で激励の拍手をしてください」と訴えました。

厚労委が始まる前に衆議院・議面で集会を開き、傍聴行動の意義などの 意思統一を行った。正面の腕章姿は、司会の菅井義夫事務局長。(5日、午前9時40分)

厚労委が始まる前に衆議院・議面で集会を開き、傍聴行動の意義などの
意思統一を行った。正面の腕章姿は、司会の菅井義夫事務局長。(5日、午前9時40分)

議面集会で報告する柚木道義衆議院議員(5日)。

議面集会で報告する
柚木道義衆議院議員(5日)。

 また退職者連合の阿部保吉会長も「柚木筆頭理事がいわれたように民進党の対案の実現のためには、全部が被保険者になって財政を確立し、制度も差別をなくすこと。これが我々の要求だ。介護保険制度を崩壊させないために退職者連合はしっかり頑張る」と決意を述べました。

 連合を代表してあいさつした平川則男総合政策局長は「今回の改正案は、小手先だ。消費税増税を先送りして財源は、どこか取れるところからとろうというやり方。柚木先生に頑張ってもらいたい。連合もしっかり支えていく」と民進党を激励しました。

 午後3時22分に傍聴を終えて議面に戻った参加者を前に阿部会長が傍聴の総括を述べ「民進党の6委員は厳しく政府を追及した。またその中でいくつかの修正も実現した」と評価しました。

「行動する退職者連合」の存在示した連続行動。7日は会員28名が参加

 7日の傍聴行動は、8時30分から5日と同じく衆議院議面で集会を開き、柚木議員から情勢報告がありました。傍聴には28名が参加しました。
 この日に質問した民進党の衆議院議員は、質問順に柚木道義委員、井坂信彦委員、水戸将史委員、長妻昭委員、阿部知子委員、初鹿明博委員、中島克仁委員の7名です。各委員は、負担増と給付サービスの削減を狙う政府提出の改正法案の中身について5日に続いて厳しく追及しました。
 傍聴行動は、民進党委員の質疑時間に合わせて、午前9時から午後3時38分まで取り組まれました。
 なお退職者連合は、参議院でも引き続き傍聴行動を取り組むことにしています。

質問に立った民進党の衆議院議員のみなさん

(岡本充功委員と柚木道義委員は前掲)