「昔っこ」を語る最上さん

「昔っ子」を語る最上さん


津軽の昔話にひかれて
幼いころに聞いた津軽の昔話「昔っこ」。もちろん土地言葉・津軽弁で、その語りの響きがすっと心地よく残っていて、ある時から「自分も昔っこを語りたい」と思うようになりました。

情報が氾濫している現在、土地言葉の存在が危うく、子供たちはもちろん、若い人たちのほとんどは標準語に近い話し方をしています。

青森市のグループホームで

青森市のグループホームで

豊かな表現を一つずつ
地域の文化である津軽弁の、あまりある豊かな表現を耳にしなくなることの寂しさを感じ、「昔っこ」を通じて、一つずつたぐり寄せたいと思いました。

偶然同じ思いの人たちと出会い、実践めざして「六十の手習い」が始まりました。

勉強の一つとしてベテランの語りを聞くことにし、さまざまな場所へと足を運びました。

一つの話を覚えるためどれほどの時間を費やし、脳にどれだけの刺激を与えたことか。そうして最初の発表の場として地域の福祉施設を訪問し、それが今では月一回の定例となっています。

三年目に入り、四苦八苦しつつも懸命に次の昔っこを覚えるうち、最近は、おかげでいろいろな団体から声をかけてもらい、小学校や寿大学研修会、地域の公民館など、どこへでも足を運んでいます。

ベテランの語りめざして

最近は、お年寄りもがっぱど(まるごと)津軽弁を聞く機会が少なくなっているため、とても喜ばれています。

これからも一人でも聞きたい人がいれば張り切って出かけるつもりです。「ベテランの語り」をめざし思いっきり声を出しています。

へばのー(またねー)!

 

<報告者>
NTT労組退職者の会青森県支部協
最上 とし さん