「生き生きと安心して暮らせる社会づくり」をスローガンに全国から会員2000人が参加して2018全国高齢者集会が、9月12日午後1時から、都内・文京シビックホールで開かれました。集会の主催は、退職者連合や連合、中央労福協、労金協会、全労済などでつくる2018全国高齢者集会実行委員会(委員長・人見一夫退職者連合会長)。

横断幕を持つ人見実行委員長(写真中央)を先頭に都内をデモ行進する参加者。

 集会は、2部構成で実施され、第一部の式典では、主催者あいさつの後、連合、政党、労働福祉団体の各代表からの来賓・連帯あいさつ、西日本豪雨被害の緊急報告、長野県退職者連合の諏訪湖環境美化運動の取り組み報告、内閣府の「平成30年度エイジレス・ライフ実践事例及び社会参加活動事例」事業での表章伝達が行なわれました。

 第二部では、都下・三多摩の退職教職員でつくるシニア劇団「たんぽぽ」によるオペレッタ“裸の王様”が公演され、会場から盛んな拍手が送られました。

 集会は最後に「高齢者の暮らしと若者たちの未来を守るために、ゆがめられた政治を正そう」とのアピールを採択。
 参加者は都内を元気にデモ行進しました。

会場の文京シビックホールを埋めた参加者。正面左側が主催者で右側は、来賓・登壇者。(2018年9月12日、都内)

 

主催者あいさつ

被災地に思いを寄せる

人見委員長

 主催者あいさつに立った人見委員長(写真)は、冒頭で大阪北部地震、西日本豪雨災害、台風21号による災害、北海道胆振東部地震災害に触れ、被災された方々への冥福と見舞いを表明。また東日本大震災や熊本地震、九州北部豪雨被災地の復旧・復興を強く求めました。さらに福島原発事故の原因究明と復興の取り組み強化を訴えました。

持続可能な「支えあいの制度」に

 年金・医療・介護等の社会保障制度について「これは支え合いの制度。必要な財源確保により、持続可能な制度としよう」と述べ、「そのためには良質な雇用、賃金の引上げ、労働分配率の引上げ、所得再分配機能の強化、税制の改革が必要」と強調しました。

安倍政権に退陣求める

 さらに人見委員長は、先の通常国会を総括。「嘘と忖度と強行採決の国会だった。責任はすべて安倍首相にある」と厳しく批判。また安倍首相の憲法改悪の動きについても「国民は、憲法改正より経済政策や社会保障の充実を求めている」と述べました。
最後に人見委員長は、来年の参議院議員選挙と統一自治体選挙についても触れ、闘いを「政治決戦」と位置づけした上で、「連合と連携して退職者連合の総力を結集し、連合が推薦する全ての候補者を勝利させ、安倍政権を退陣に追い込もう」と会員の一層の奮闘を呼びかけました。

来賓・連帯あいさつ

 来賓では、連合の神津里季生会長、立憲民主党の海江田万里最高顧問、国民民主党の玉木雄一郎代表、社会民主党の又市征治党首があいさつしました。
 また地域で連携している労働福祉団体からは中央労福協の花井恵子事務局長、労金協会の高橋精一専務理事、全労済の宇田川浩一常務執行役員が登壇し、連帯のあいさつを述べました。

連合
神津会長

立憲民主党
海江田最高顧問

国民民主党
玉木代表

社会民主党
又市党首

中央労福協
花井事務局長

労金協会
高橋専務理事

全労済
宇田川常務執行役員

西日本豪雨災害・被災地からの緊急報告

乃美友治郎
広島退連会長

 今年7月の西日本豪雨災害の緊急報告では、広島県退職者連合の乃美友治郎会長が岡山、愛媛も含めて3県の豪雨災害の被害状況を報告。また退職者連合が全国で取り組んでいる救援カンパに感謝の意を述べました。

 

地域からの報告

「諏訪湖をきれいに!」(長野県退職者連合・諏訪地域退連)

今福守男
諏訪地協事務局長

 現在、退職者連合には181の地域組織があります。この地域からの報告として、諏訪湖の環境美化活動に取り組んでいる長野県退職者連合・諏訪地域退連の今福守男事務局長が14年間にわたる取り組みを紹介。きれいになった諏訪湖のほとりは市民の憩いの場になったと報告しました。

表章(賞状と楯)伝達

 内閣府の「平成30年度エイジレス・ライフ実践事例及び社会参加活動事例」事業での表章伝達式で総務大臣に代わって人見委員長が加川恵美子さん(写真左)と劇団「たんぽぽ」の川向末男団長(写真右)に賞状と記念の楯を手交しました。

第二部「交流の広場」

会場を大いに沸かせたオペレッタ「裸の王様」

 第二部の「交流の広場」は、劇団「たんぽぽ」によるアンデルセン作の「裸の王様」のオペレッタです。劇団「たんぽぽ」は、東京高退連・西多摩退職教職員協議会の会員でつくるボランティアのシニア劇団のことです。平均年齢75歳。団員は現在25人(男性10人、女性15人)。西多摩地域の老人福祉施設、障がい者擁護施設、保育園などを訪問して公演しています。劇団名の「たんぽぽ」は日の出福祉園の子ども達から付けてもらったものです。

会場を大いに沸かせた劇団たんぽぽの「裸の王様」。この日は団員22人が参加した。